女性が閉経を迎える前後に更年期障害が始まり、さまざまな症状が現れます。

閉経と更年期障害
更年期と女性ホルモン

閉経とは一言で簡単に言ってしまえば、生理がなくなることです。
加齢により卵巣の機能が低下する事で、生理のサイクルが不規則になります。今までは概ね28日周期で毎月来ていた生理が数ヶ月来なくなってはまた来たりと徐々にその間隔が開くようになる場合や、逆に生理周期が短くなる場合、生理周期が短くなったり長くなったりを繰り返す場合もあります。これは閉経の予兆とも言える症状です。

しかし、いきなり生理が来なくなって閉経を迎える方もいらっしゃいますし、必ずしも全員が同じような過程を辿るとは限りません。医学的には前回の生理が終わってから1年が経過しても生理が来ない場合、閉経したと位置づけています。閉経が近づくと女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが急激に減少しますので、実際に閉経しているのかどうかは婦人科で血液検査を受け、女性ホルモンの量を診ることで判断する事が出来ます。

更年期障害のはじまり

女性であれば避けて通る事の出来ない自然な現象ですが、女性の体にとって大きな変化である事は間違いありません。それによりさまざまな体の不調、心の不調が現れます。

閉経自体は遅らす方法はありませんが、生活習慣やストレス、喫煙が閉経を早める可能性があります。閉経する前後10年間程度を更年期と呼び、思春期と同じように誰もが通過するただの期間です。問題なのはこの期間に起きる体や心の不調で、それを更年期障害と呼びます。

閉経の平均年齢は日本人女性ですとだいたい50歳位ですので、更年期は45歳位から55歳位までの期間と言えます。しかし、早い方ですと40代に入って更年期の症状が現れる方もいらっしゃいますし、生理の周期や量が今までとは違うと感じるのも40代に入ってからが多いようです。

更年期障害の症状

汗をかく女性

更年期障害は生理痛と同様に個人差があり、全く不調が見られない方や軽度の症状で済む方もいらっしゃいます。しかし人によっては、日常生活に支障をきたすほど症状が酷い方もいらっしゃいます。多くの女性は多かれ少なかれ更年期障害に悩まされているのではないでしょうか?

代表的な症状はイライラして怒りっぽくなったり、火照り、眩暈、肩こりや頭痛が挙げられます。うつ病の症状を発症する方もいらっしゃいます。症状が酷く辛い場合は、更年期だから仕方がないと諦めたり、ご自身で抱え込んだりせず、婦人科を受診する事をおススメします。適切な治療を受ければ、辛い症状を改善する事が可能です。

女性であれば必ず通る道ですので、前向きに乗り越えたいものですよね。そうすればその先の人生もまた生き生きとしたものになるのではないでしょうか?